【写真家】白井崇裕のブログ

鉄道や猫をテーマにした写真作品を発表する写真家白井崇裕のブログです。

瀬戸大橋と下津井の街並み

下津井瀬戸大橋と下津井の街並み

 

備前と讃岐の中央に位置する瀬戸内海。
瀬戸内海、吉備の児島の下の津(港)である下津井。
かつては、北前船の寄港地として賑わいを見せ、今は、中国地方と四国地方を結ぶ瀬戸大橋が架かる港町である。魅力的な瀬戸内海と鷲羽山の松の木々。街では歩くとよく猫たちに出会う。

鉄道を撮り始めた頃より、四国へ行くための橋として下津井瀬戸大橋を電車に乗って旅をしてきた。瀬戸大橋を最初に渡ったのは1998年。寝台特急瀬戸号が運用を終了する間際に瀬戸大橋を渡った。立ち席特急券という特急券があり、岡山から高松まで立ち席乗車できた。

鷲羽山トンネルを出ると、瀬戸大橋通過の轟音と共に真下には海が見えた。2003年にはマリンライナーヘッドマークが公募で採用されて、223系の先頭車に取り付けられてこのヘッドマークも下津井瀬戸大橋を渡った。
電車会社のガイドブックを作るために何度となく瀬戸大橋を渡って打ち合わせに行き、サンライズ瀬戸の雑誌の取材では、同乗取材を行ったこともあった。下津井のたこ料理のガイドも制作に携わったり、いろいろな人と巡ったりと、さまざまな暖かい思い出が残る下津井地域には深くご縁を感じる。
源平の戦の歴史が残り、時代が変わり宇喜多秀家氏が築城した下津井城。その後は、備前岡山藩が下津井城を城としていた。そして昭和後期にできた国内唯一の四国を結ぶ道路・鉄道併用橋としての瀬戸大橋。初夏の日差しが感じられる今日この頃。下津井の道から、瀬戸大橋を眺めて撮影するのは、何とも心地良いと思った。

下津井瀬戸大橋と街の景色 写真:白井崇裕

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