今年の4月7日の第一日曜日。撮影業務を終えてからふと気になったカフェで休憩してから帰ることにした。移動途中にふと夕陽の光に照らされた桜と鳥居が見えて、すごく美しいなと感じて写真を撮ることにした。
写真を撮っていたらどこからともなく猫が目の前に現れて、思いがけず良い猫写真が撮れた。稲荷神社の前にキツネ色の猫さん。見た目は、猫だけど参拝している親子を見守る様子はどう見ても神社を守るキツネさんのよう。
この猫の姿をした生き物は、もしかしたら心はキツネさんかもしれないね。
それならキツネが化けているだけだろうと。スマホでキツネを検索すると、尻尾の形はキツネのそのまんまだ。キツネにばかされるという昔の人の教えは、案外正しいのではないかと最近は思うようになった。
警官でも心が泥棒であれば、それは警官の姿をした泥棒である。
物事の本質は、思想と行動の一致から始まる。誠の道は、有言実行がいかに大事か最近は痛いほど思い知らされる。
写真には、時に真実が写る。人と人との関係性や物事の本質。人と人とを組み合わせて写そうとしても、一緒に写りたくない場合は撮らないで欲しいと拒否される。
付き合ってもいない男女二人が一緒に仲良さそうな姿が写れば、2年以内に結婚した人も何組もいた。(この件がきっかけで結婚式関係の撮影を依頼された。)
仕事の様子でも撮って欲しくないと言われれば、それはやりたくない嫌な仕事をいやいやしているのだなと理解できる。
カメラは、心の写鏡であり、良いも、悪いも写真には心の興味が写る。
そこに笑顔が映ればその人は好意を持っているかがわかるし、写して欲しくないと言われれば、その姿は真実でないか、撮影者との信頼関係ができていないのだなと思う。写真の道は真実の道。写真は、物事の本質が見えて来るので、とても奥が深くておもしろい。
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